この間母とお昼ご飯を食べに行くことになり
どこに行こうかと決めていた。
いつもいつもお客さんの入っていない
オープンして間もないラーメン屋さんが頭に浮かんだ。
ソコに行こう!ということになり
そのラーメン屋さんへ。
お昼時。
いつものように駐車場はガラガラだ。
店内入ってみたらやはり誰もいない
普通のラーメンと2種類の餃子を注文
値段の割にはしっかりとしたトッピングのラーメンに餃子も美味しかった。
母は少々辛口だ。
単なる辛口だけならいいのだが
その場でデカい声(本人の中では小さめ音量のようだ)で思ったことを口に出す。
この日も少々大きめ声で口に出す
「これは客が来ないの分かるわ!また来たいと思う味じゃないな。」
といいながら食べ終わり
お会計の時に店員さんに言う
「美味しい餃子でした!ご馳走様でした〜」
帰り際私に言う
「美味しいって言うしかねぇよなぁ。不味いなんて言えないじゃん。」
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私はお店の亭主がちょっと気になっていた。
自信なさげに…遠慮がちに…
そんな思いが伝わってきたからだ。
お店の口コミをちょっと覗いてみた。
あたり前のように皆好き勝手に書いている。
やはり良くない口コミは多い。
オープン初期
「亭主の声が大きすぎる」と書かれていた。
これを読んで遠慮がちになったのかもしれない
真面目で一生懸命な方なんだろうと思う。
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口コミを書く人の多くは
自分の顔も隠し本名も伏せて
面と向かって言わない人達。
だからこそ自分が思ったままに書き込めているんだろうが…
もしも自分が逆の立場でこんなコメント言われたらどう思うかな…と考えてみることすらしないんだろうか…
きっとこのコメントは世の中の為と
正義にすら思っている人もいるんだろう
なんて思っていた。
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そんなこんな思っているうちに
面をさらけ出しその場で大きめ声の辛口コメントをかます母がなんだか笑えてきた。
こんな辛口な部分も
優しい部分も
全てがひとまとまりで母なんだ。
歩いてきた人生で
ちょっとずつ感じたり考えたりしながら
1つ1つ積み重ねて作り上げてきた自分
道は無数にあって
経験は人それぞれで
歩く速度も歩幅も自由
辛口なコメントを言う人の裏には
何か思いがあるのかもしれない。
辛口コメントされてそれを読んで
どう感じて思うかは
その人が受け止めたその先にまた道ができる。
そんな風に
自分の中の凝り固まった思いや考えを
認めて許して行こう。
そうすれば
周りの人のことも認めて許して生きることができるから