人は皆物差しを持っている。
と、昔何かで学んだ。
1人1人自分の中に物差しがあってその物差しを基準に物事を考えている。
自分の物差しで相手の物差しをはかり比べ
自分の物差しより相手が長く幅の広い物差しだったら素晴らしくよくできた人だと思い。
自分の物差しより相手が短く細い物差しだと感じたらその考え方はダメだ、正してあげようと勝手に線をひこうとする。
私の目の前に2人の子供がいる。
1人は何でも自分でやり、相手の事にすぐに気付ける自立したおもいやりのあるしっかり優しいタイプ
もう1人はどちらかというと自分中心で相手の事より自分の感情優先で何でもかんでも聞いて周りが見えない心配症タイプ
真逆すぎるこの2人の持つ2つの物差しを私は比べてしまう。
そして自分の物差しをあてがい
こっちは良くてこっちは悪いをつくりあげていく…
そもそも良いも悪いもない。
自分の物差しの基準が完璧でも正しいでもない。
何が本当に良いのかは誰も分からない。
基準なんてない。
そう思って物差しを取っ払ったら
見えなかった世界が見えた。
何でも自分でやり、相手の事にすぐに気付ける自立したおもいやりのあるしっかり優しい素晴らしい子供と
自分を大切にできる慎重派な素晴らしい子供。
どちらも【素晴らしい】
そもそも今共に生きていて出逢えた素晴らしさ。
こうやって自分の凝り固まった考えを1つ1つほどいていく。
それができるのは自分で気がついた自分しかできない。
物差しを比べて相手を正そうとしても何も意味がない。
何かこうして自分の中に気づかせてくれる出来事をその時の自分と日々葛藤しながら
よりよい自分で生きたいと1日1日紡いで行こう。